「相談したい。でも、どこにかければいいのか調べる気力がない」――そんなときのために用意されているのが、こころの健康相談統一ダイヤルです。
全国どこからかけても同じ番号で、その地域の公的な相談機関につながる仕組みになっています。ここでは番号と使い方、受付時間の調べ方、つながらないときの代わりの窓口をまとめました。
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※体質チェックと相談までは無料。つらい状態が続く場合は、まず医療機関にご相談ください
まず、いま使える番号
- こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556(ナビダイヤル/受付時間は都道府県・政令指定都市によって異なります)
- #いのちSOS:0120-061-338(通話料無料/受付時間は曜日によって異なり、深夜は対応していない時間帯があります。最新の受付時間は公式サイトでご確認ください/特定非営利活動法人 自殺対策支援センターライフリンク)
- よりそいホットライン:0120-279-338(24時間・通話料無料/一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)
- いのちの電話 ナビダイヤル:0570-783-556(毎日10時〜22時)
統一ダイヤルの受付時間が地域によって違うため、時間外だった場合は上のほかの窓口を試してみてください。深夜であれば、24時間対応のよりそいホットライン(0120-279-338)が使えます。窓口の一覧は厚生労働省 まもろうよ こころにまとまっています。

こころの健康相談統一ダイヤルとは
こころの健康相談統一ダイヤルは、厚生労働省が実施している電話相談の共通番号です。番号は0570-064-556で、「おこなおう まもろうよ こころ」という語呂合わせで覚えられるようになっています。
最大の特徴は、全国共通の1つの番号で、電話をかけた所在地の公的な相談機関に接続されるという点です。引っ越したばかりで地域の窓口がわからない方や、そもそも調べる余力がない方でも、番号1つで地元の相談先にたどり着けます。
運用しているのは各都道府県および政令指定都市です。実施している自治体の一覧と受付時間は厚生労働省のこころの健康相談統一ダイヤルのページで確認できます。
つながる先は「公的な相談機関」
接続先は、各地の精神保健福祉センターや保健所など、自治体が運営する相談窓口です。民間の有料サービスに転送されることはありません。相談料はかからず、負担するのは通話料のみです。
受付時間の調べ方
受付時間は、都道府県・政令指定都市ごとに異なります。厚生労働省の案内でも「相談に対応する曜日・時間は都道府県・政令指定都市によって異なります」と明記されており、全国共通の時間はありません。
受付時間は、上で紹介した厚生労働省のページに地域ごとの一覧が掲載されています。かける前に自分の地域の欄を確認しておくと、つながらずに落ち込むという事態を避けやすくなります。時間や運用は変更されることがあるため、公式の情報を確認してください。
あわせて、平日の夜間帯については民間団体が対応する枠が設けられています。日中は仕事で電話しづらいという方は、夜間の対応時間を地域の一覧で確認してみてください。
通話料について
0570から始まるナビダイヤルのため、通話料は利用者の負担になります。携帯電話のかけ放題プランや無料通話の対象外になる点は、あらかじめ知っておくと安心です。通話料が気になる場合は、フリーダイヤルの#いのちSOS(0120-061-338)やよりそいホットライン(0120-279-338)を選ぶという方法もあります。

どんな内容を相談できるのか
こころの健康に関することであれば、内容の範囲はかなり広く受け止めてもらえます。実際に寄せられる相談には、次のようなものがあります。
- 気分の落ち込みが続いていて、生活に支障が出ている
- 眠れない日が続き、日中つらい
- 職場や学校に行けなくなってしまった
- 受診したほうがよいのか判断がつかない
- どの医療機関にかかればいいのかわからない
- 家族の様子が心配で、どう接すればいいか迷っている
- アルコールやギャンブルの問題で困っている
相談者本人だけでなく、家族や周囲の方からの相談も受け付けています。「本人が動かないから相談できない」と諦める必要はありません。
受診の判断に迷うときにも使える
心療内科や精神科に行くべきか迷う段階で、公的な窓口に相談できるのは大きな利点です。医療機関を紹介してもらえる場合もあり、地域の福祉制度や支援制度の案内を受けられることもあります。
ただし、電話相談では診断も治療も行えません。気になる症状が続く場合は、医療機関への相談が基本です。窓口はそこにたどり着くまでの案内役だと考えるとよいと思います。
電話をかけるときのコツ
- 話す内容を整理していなくて構いません。困っている一言から始めれば十分です
- 名前を伝えたくない場合は、その旨を伝えれば配慮してもらえることがあります
- いつから、どんな状態が続いているかを短くメモしておくと伝えやすくなります
- 周囲に聞かれたくないときは、外や車の中からかける方法があります
- 途中で言葉に詰まっても、ゆっくり話して構いません
電話が苦手な方は、文字でやりとりできるSNS相談・チャット相談という選択肢もあります。地域や相談内容から窓口を探したい場合は支援情報検索サイトが便利です。
つながらないときの選択肢
回線が混み合っていたり、地域の受付時間外だったりすると、つながらないことがあります。そこで諦めてしまう方が多いのですが、窓口は1つではありません。
- #いのちSOS(0120-061-338):無料(受付時間は曜日によって異なります)
- よりそいホットライン(0120-279-338):24時間・無料
- いのちの電話 ナビダイヤル(0570-783-556):毎日10時〜22時
- 地域の精神保健福祉センター・保健所:平日日中の窓口相談
- SNS相談・チャット相談:声を出さずに相談したいとき
働いている方の悩みについては、厚生労働省 こころの耳に働く人向けの相談先や、職場のストレスに関する情報がまとまっています。

他の相談窓口との使い分け
似たような窓口がいくつもあるため、どこにかければよいのか迷う方は多いところです。おおまかな性格の違いを知っておくと選びやすくなります。
公的な制度や医療につなげたいとき
こころの健康相談統一ダイヤルが向いています。接続先が自治体の相談機関のため、地域の医療機関や支援制度の情報を持っています。「受診したほうがいいのか」「どんな支援が使えるのか」といった実務的な相談に適しています。
とにかく今の気持ちを聴いてほしいとき
いのちの電話や#いのちSOSが向いています。訓練を受けた相談員が、まず話を受け止めることを大切にしています。答えを出さなくていい場所として使えます。
生活そのものが行き詰まっているとき
よりそいホットラインが向いています。住まい、お金、就労、外国語での相談など、生活面の困りごとを幅広く受け止めており、必要に応じて支援機関につないでもらえます。
仕事のことで悩んでいるとき
職場の産業医や健康管理室、外部の従業員支援窓口が使える場合があります。制度の有無は勤務先の規程で確認してください。制度そのものの情報は厚生労働省のこころの耳にまとまっています。
どれを選んでも間違いということはありません。つながったところで話せば、そこから次の窓口を案内してもらえます。
相談したあとの流れ
1. 話した内容を書き留めておく
案内された窓口名や制度名は、電話のあとに忘れてしまいがちです。手元にメモを置いて、聞いた名前だけでも残しておくと次につながります。
2. 紹介された窓口に連絡する
精神保健福祉センターや保健所を案内された場合は、平日の日中に改めて連絡します。予約が必要なこともあるため、電話で確認するのが確実です。
3. 医療機関の受診を検討する
眠れない、食欲が落ちた、涙が出る、といった状態が2週間以上続いているなら、受診を考える目安になります。初診は予約制の医療機関が多いため、早めに問い合わせておくと待ち時間の負担が減ります。
4. 一度で終わらせない
1回の電話で状況が変わることは多くありません。相談は続けてよいものです。同じ窓口に何度かけても構いません。
こころの健康相談統一ダイヤルに関するよくある質問
Q. 相談料はかかりますか?
A. 相談自体は無料です。ナビダイヤルのため、通話料は利用者の負担になります。
Q. 匿名で相談できますか?
A. 接続先の自治体窓口によって運用が異なります。名前を伝えたくない場合は、その旨を最初に伝えてみてください。無理に個人情報を求められることは基本的にありません。
Q. 家族のことを相談してもいいですか?
A. 構いません。本人以外からの相談も受け付けています。接し方に迷っている段階でも利用できます。
Q. IP電話や一部の回線からかけられますか?
A. ナビダイヤルは、回線の種類によってつながらない場合があります。その場合は各自治体の相談窓口の直通番号を使う方法があり、厚生労働省のページにIP電話向けの案内が掲載されています。
Q. すぐに医療機関を紹介してもらえますか?
A. 地域の医療機関の情報を案内してもらえることはありますが、予約や受診の手配までは行いません。紹介された情報をもとに、自分で連絡する形が基本です。
Q. 夜中につらくなったときはどうすればいいですか?
A. 統一ダイヤルは地域によって夜間対応の有無が異なります。深夜であれば、24時間受け付けているよりそいホットライン(0120-279-338)を利用してください。#いのちSOS(0120-061-338)は受付時間が決まっているため、日中から夜の早い時間帯に利用する形になります。
まとめ:番号を1つ、覚えておく
こころの健康相談統一ダイヤルは0570-064-556。全国どこからでも、その地域の公的な相談機関につながります。受付時間は地域ごとに異なるため、厚生労働省のページで自分の地域の欄を確認しておくと安心です。
時間外や混雑でつながらないときは、24時間対応のよりそいホットライン(0120-279-338)や、受付時間内であれば#いのちSOS(0120-061-338)という窓口もあります。
相談することは、弱さではありません。番号を1つスマホに登録しておくだけでも、いざというときの支えになります。一人で抱えないでください。
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※体質チェックと相談までは無料。つらい状態が続く場合は、まず医療機関にご相談ください


