「今日、声を出したのは宅配便を受け取ったときだけだった」「チームにいるはずなのに、自分だけ切り離されている気がする」――在宅勤務が続くなかで、こうした感覚に気づいて戸惑う方は少なくありません。
孤独感は、単に「さみしい」という気分の問題ではありません。人とのつながりが薄い状態が続くと、気分の落ち込みや睡眠の乱れにつながることがあるとされています。ここでは、テレワークで孤独感が生まれる仕組みを整理したうえで、仕事のなかで・仕事の外で、それぞれ試せる方法を紹介します。
🌿 自分に合う漢方を知りたい方へ
LINEで薬剤師に相談できるオンライン漢方薬店「YOJO」

- ✅ LINEで約3分の体質チェック
- ✅ 漢方選びを薬剤師に無料で相談できる
- ✅ 相談して決めた漢方を自宅にお届け
- ✅ 取り扱いは第二類・第三類医薬品
※体質チェックと相談までは無料。つらい状態が続く場合は、まず医療機関にご相談ください
なぜテレワークだと孤独を感じやすいのか
雑談という機能が消える
オフィスでの雑談は、単なる無駄話ではありませんでした。「昨日の件どうなった?」という一言が情報共有を担い、「大変だったね」という相づちが感情の受け止めを担っていました。テレワークでは、用件のない会話が発生しにくくなり、この2つの機能がまとめて失われます。
「自分がいる」という感覚が薄れる
会議で発言する機会が少ない、チャットの流れが速くて入りづらい。こうした状態が続くと、チームの一員として存在している実感が薄れていきます。仕事の成果は出ているのに満たされない、という感覚の背景には、この所属感の欠如があることが多いものです。
相談のハードルが上がる
隣の席なら一言で済んだ確認が、テレワークでは「わざわざ連絡するほどのことか」という迷いを挟みます。この迷いが積み重なると、分からないことを抱えたまま作業する時間が増え、孤立感が強まります。
生活と仕事の場所が同じになる
朝起きてから夜寝るまで、同じ部屋で過ごす。行き先が増えないと、出会いや偶然の会話も生まれません。1日の中で場面が切り替わらないことが、単調さと孤独感の両方を強めます。

仕事のなかでできること
1. 議題のない15分をつくる
チームで、週に一度でよいので「議題のない会話の時間」を設けてみてください。業務の話が出てもよいのですが、目的を「決めること」に置かないのがポイントです。参加を任意にすると、気が向いたときだけ入れるので続きやすくなります。
2. テキストより通話に切り替える
チャットで3往復しそうな内容は、3分の通話で片付くことがよくあります。「今5分いいですか」と声をかける習慣ができると、相談のハードルが目に見えて下がります。長時間ヘッドホンをつけている方は、耳が痛くなりにくい軽量のマイク付きワイヤレスヘッドセットにすると、通話そのものが億劫でなくなります。
3. 自分の状況を短く発信する
朝に「今日はこれをやります」、夕方に「ここまで進みました」と一言書く。これはサボっていないことの証明ではなく、自分がここにいると示すための行為です。反応が返ってくることで、つながりの実感も戻ってきます。
4. カメラをオンにする場面を決める
すべての会議でオンにする必要はありません。ただ、チームの少人数の打ち合わせだけでも顔が見えると、表情や間の情報が入り、距離感が縮まりやすくなります。
5. 1対1の面談を活用する
上司との面談があるなら、そこで業務の話だけでなく、働き方についても率直に伝えてみてください。「在宅が続くと会話が減って集中しづらい」という相談は、出社日の調整など具体的な対応につながることがあります。
- 週に1日、チームで同じ日に出社する(曜日を固定する)
- オンラインの朝会を10分だけ設ける
- 新しく入った人には、最初の1か月は毎日短い通話をする
- チャットで感謝を伝えるチャンネルをつくる
仕事の外でできること
働く場所を1日だけ変える
週に1度、カフェやコワーキングスペース、図書館の作業席を使ってみてください。会話が発生しなくても、人の気配がある場所に身を置くだけで、孤立感はやわらぐことがあります。移動が加わることで、生活のリズムにも変化が生まれます。
「行きつけ」をつくる
同じ時間に同じ店へ行く、同じコースを散歩する。顔を覚えてもらう関係は、深い付き合いでなくても心の支えになります。挨拶を交わす相手が数人いるだけで、日々の感触は変わります。
近くに話し相手がいない日は、電話やメールで誰かに話を聞いてもらう方法もあります。エキサイトお悩み相談室は、会員登録(無料)をして自分で選んだカウンセラーに電話やメールで相談できるサービスで、公式サイトでは仕事の悩みも想定されています。料金はカウンセラーごとに異なります。医療機関ではなく診断や治療には使えないため、つらさが強いときは受診や公的な窓口を先に考えてください。

体を動かす予定を人と共有する
ひとりで走るより、週に一度の集まりに参加するほうが続きやすいものです。走りはじめるなら、まずクッション性のあるランニングシューズを1足用意するところから。地域のウォーキングの会や、スポーツ施設の初心者向け教室なども選択肢になります。
休憩の質を上げる
誰とも話さない日ほど、休憩がスマートフォンを見るだけの時間になりがちです。豆を挽いてコーヒーを淹れる、温度調整ができる電気ケトルでお茶を淹れる、といった手を動かす時間を挟むと、頭の切り替えにもなります。デスクの端に小さめの観葉植物を置いて、水やりを日課にしている方もいます。
誰とも話さない日の休憩を、スマートフォンを見る以外の時間にしたいときは、耳で本を聴く方法もあります。audiobook.jpは、プロのナレーターや声優が読み上げた書籍の音声を聴けるサービスで、聴き放題プランは月額1,330円、初めて登録する方には14日間の無料体験があります。孤独感を解消するものではなく、休憩の過ごし方の選択肢のひとつです。体験後の課金などは公式サイトで確認してください。





やってしまいがちな逆効果の行動
- SNSを眺めて時間を埋める:他人の充実した場面ばかりが目に入り、孤立感が強まることがあります
- 予定を全部断る:おっくうさから断り続けると、誘われる機会そのものが減っていきます
- 夜に飲酒量を増やす:一時的に気がまぎれても、睡眠の質を下げやすくなります
- 「自分が誘われないのは嫌われているから」と結論づける:距離が遠いだけの状態を、関係の問題と取り違えやすくなります
孤独感が長引いているときのサイン
次のような状態が2週間以上続いている場合は、セルフケアだけで抱えず、心療内科や精神科など医療機関への相談を検討してください。
- 寝つけない、夜中に何度も目が覚める
- 休日に人と会う気力がわかず、予定を入れられない
- 食欲が極端に増えた、または落ちた
- 好きだったことに関心が持てない
- 「自分がいなくても変わらない」という考えが繰り返し浮かぶ
働く方向けの相談窓口としては、こころの耳電話相談(0120-565-455)があります。平日17時から22時、土日10時から16時に対応しており、SNSやメールでの相談も受け付けています。窓口の詳細は厚生労働省のこころの耳 相談窓口のページで確認できます。心の不調全般についてはみんなのメンタルヘルスも参考になります。
職場に産業医や保健師がいる場合は、そちらに相談する選択肢もあります。ストレスチェック制度で高ストレスと判定された場合には、医師の面接指導を受けられる仕組みがあります。
孤独感のタイプ別に、合う対策は変わる
ひとくちに孤独感といっても、何が足りていないかは人によって異なります。自分がどれに近いかを見きわめると、打ち手を選びやすくなります。
会話の量が足りていないタイプ
1日の発話量そのものが少なく、夕方には声が出しづらくなっているような状態です。この場合は、内容の濃さより回数を増やすほうが効きます。短い通話、対面の買い物、音読など、口を動かす機会を日中に散らしてみてください。
分かり合える相手がいないタイプ
会話の量はあるのに満たされない場合、業務連絡ばかりで気持ちを話す相手がいないのかもしれません。社外の友人や、同じ職種の集まりなど、利害のない相手と話す場が助けになります。
身近に気持ちを話せる相手がいないときは、オンラインのカウンセリングで話を聞いてもらう方法もあります。メザニンは、臨床心理士や公認心理師などの専門資格を持つカウンセラーに、1回50分で相談できるサービスです。会員登録は無料で、アプリのインストールも不要です。医療行為ではなく、診断や治療の目的では使えません。つらさが強いときは受診や公的な窓口を先に考えてください。詳しくは公式サイトで確認できます。



役割がなくて手応えがないタイプ
「自分が抜けても回る」と感じているなら、必要とされる場を持つと変わります。仕事の中で小さな担当を引き受ける、地域の活動に関わるなど、感謝される場面がある状態をつくることが支えになります。
生活が単調になっているタイプ
人ではなく、変化が不足している場合もあります。散歩のコースを変える、行ったことのない駅で降りてみる。予定を増やすより、風景を変えるほうが効くことがあります。
外に出るのがおっくうな日は、部屋の中の風景を変えるという手もあります。デスクの端に卓上サイズの観葉植物を1鉢置くだけでも、目に入るものと、毎日の小さな用事がひとつ増えます。
週単位で予定を組んでみる
孤独感の対策は、思いついた日に単発でやっても続きません。1週間の型として先に決めてしまうほうが現実的です。
| タイミング | 入れておきたい予定 |
|---|---|
| 平日のうち1日 | 働く場所を変える(カフェ・コワーキング・図書館) |
| 週の前半 | チームの雑談枠、または同僚との短い通話 |
| 週の後半 | 社外の人と話す予定(通話でも可) |
| 週末 | 体を動かす集まり、または家族・友人と会う |
| 毎日 | 朝の散歩、対面の買い物などの外出をひとつ |
すべて埋める必要はありません。空欄があっても構いませんが、ゼロの週をつくらないことだけ意識してみてください。
よくある質問
Q. 雑談が苦手なのですが、それでも必要ですか
A. 話し上手である必要はありません。会議の冒頭で天気の話をひとこと言う、相手の話に「そうなんですね」と返す。この程度で十分に機能します。むしろ、話題を用意しようとするほど負担になります。
Q. 出社したくはないのですが、孤独感はなんとかしたいです
A. 出社と孤独の解消は、いつもセットになるわけではありません。コワーキングスペースの利用、地域の活動、オンラインの趣味の集まりなど、職場以外の場でつながりをつくる方法もあります。
Q. 一人暮らしで、平日はまったく会話がありません
A. 意識して声を出す機会をつくると、体感が変わることがあります。音読、オンラインの語学レッスン、通話での家族との近況報告など、短時間でも構いません。買い物をネットスーパーだけで済ませず、対面の店に行くのもひとつの方法です。
Q. チームの人と仲良くする必要はあるのでしょうか
A. 仲良くする必要はありませんが、困ったときに声をかけられる関係があるかどうかは、仕事のしやすさに直結します。親密さではなく、相談のしやすさを目安に考えてみてください。
Q. 転職すれば解決しますか
A. 働き方が合っていないことが原因なら、環境を変えることで改善する場合があります。ただ、孤独感が強い時期は判断が偏りやすいため、まず出社日の調整や部署内の関わり方を試し、それでも変わらなければ検討するという順序が安全です。
まとめ:つながりは、意識して設計するもの
テレワークの孤独感は、性格の問題ではなく、これまで自動的に発生していた会話が起きなくなったことによるものです。だからこそ、対策も「予定として組み込む」形が現実的です。
週に一度の雑談枠、3分の通話、行きつけの店、体を動かす集まり。どれかひとつでも増えると、1日の感触は変わってきます。
それでも気分の落ち込みや不眠が続く場合は、こころの耳や産業医、医療機関に相談してください。ゆっくりで構いません。今日は、誰かに一言メッセージを送るところから始めてみましょう。
🌿 自分に合う漢方を知りたい方へ
LINEで薬剤師に相談できるオンライン漢方薬店「YOJO」

- ✅ LINEで約3分の体質チェック
- ✅ 漢方選びを薬剤師に無料で相談できる
- ✅ 相談して決めた漢方を自宅にお届け
- ✅ 取り扱いは第二類・第三類医薬品
※体質チェックと相談までは無料。つらい状態が続く場合は、まず医療機関にご相談ください


