「もう限界で休みたいけど、どうやって休職すればいいのかわからない」と悩んでいる方は少なくありません。
休職の手続きは、一見複雑に感じるかもしれませんが、基本の流れは「診断書をもらう→会社に提出→傷病手当金を申請」の3ステップです。この記事では、うつ病で休職するための具体的な手続きを順を追って解説します。
休職の流れ
ステップ1:心療内科を受診して診断書をもらう
まず主治医に現在の状態を伝え、「仕事を休む必要がある」と診断してもらいます。診断書には「うつ状態により○ヶ月の休養を要する」といった内容が記載されます。費用は3,000〜5,000円程度が一般的です。
ステップ2:会社に休職を申し出る
直属の上司か人事部門に診断書を提出し、休職を申し出ます。直接伝えるのが難しい場合は、メールや電話でも問題ありません。
ステップ3:休職期間に入る
会社の就業規則で定められた休職制度に基づいて休職します。休職期間は会社によって異なりますが、一般的には3ヶ月〜1年程度です。
ステップ4:傷病手当金を申請する
健康保険に加入していれば傷病手当金を受け取ることができます。給与の約3分の2(標準報酬日額の2/3)が最長1年6ヶ月支給されるため、経済的な支えになります。

傷病手当金の申請方法
受給条件
傷病手当金を受け取るためには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
- 健康保険に加入していること(国民健康保険は対象外)
- 業務外の傷病であること
- 連続3日以上休んだこと(待期期間)
- 休職中に給与が支払われていないこと
申請に必要な書類
- 傷病手当金支給申請書(健康保険組合から入手)
- 医師の意見書(申請書の一部を医師に記入してもらう)
- 事業主の証明書(会社に記入してもらう)
支給額の目安
月給30万円の場合、約20万円/月が支給されます。正確な金額は全国健康保険協会(協会けんぽ)のサイトでシミュレーションが可能です。
会社への伝え方のコツ
診断書があれば堂々と休める
「申し訳ない」と感じる必要はありません。診断書は医師が「休養が必要」と判断した証明書であり、法的にも休む権利が保障されています。
詳しい病状を話す義務はない
「体調不良のため休職します」という報告で十分です。詳しい病名や原因を話す義務はありません。
直接言えない場合の対処法
メールで診断書を添付して報告する方法もあります。それも難しければ、家族に代理で伝えてもらうことも可能です。
休職中の過ごし方
最初の1ヶ月:とにかく休む
何もしなくて構いません。寝て、食べて、好きなことだけする期間です。罪悪感を感じる必要はまったくありません。
2〜3ヶ月目:少しずつ活動量を増やす
散歩に出る、図書館に行くなど、少しずつ外出の頻度を増やしていきます。

4ヶ月目以降:復職準備
リワークプログラムへの参加や通勤リハーサルなど、復職に向けた準備を段階的に始めます。
休職に関する労働法の詳細は厚生労働省のサイトで確認できます。また、メンタルヘルスの相談はこころの耳(厚生労働省)でも受け付けています。
まとめ:休職は「恥」ではなく「治療」
休職は仕事を辞めることではありません。回復して戻るための「治療期間」です。傷病手当金で経済的にもサポートされるため、安心して休養に専念できます。「休む」と決断できた時点で、回復への大きな一歩を踏み出しています。


